働き方が大きく変わってきている昨今、IT業界への転職に興味を持っている方も多くなっています。
しかし、どんな資格が有利なのか、どんな知識が必要なのか、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
また、IT業界に従事する方の中にも、さらなるスキルアップや他分野へのチャレンジという観点で
どの分野を勉強していけばいいだろうと悩んでいる方も多い方と思います。
今回は、そんな方々へおすすめできる、クラウド市場最大手、Amaozn Web Service(AWS)に関する資格
AWS認定資格の受験方法を詳しく紹介いたします。
AWS認定資格ってどんな資格?
AWS認定資格とは、AWSを利用、運用する専門知識や技術を問う資格のことです。
大手企業ではクラウドを導入するケースが爆発的に増えており、近年ではAWSへの注目度が高くなっています。
カテゴリとレベルごとに11種類の資格が提供されており、AWSの知識を証明することができます。
そもそもAWSとは
AWSとは、「Amazon Web Service(アマゾンウェブサービス)」の略称で、Amazonが提供するクラウドコンピューティングのことです。
AWSでは100種類以上のクラウドコンピューティングサービスが提供されており、クラウドを導入したいシステムに応じて様々サービスを連携させて、最適なシステム構築を実現することができます。
AWSはクラウド市場最大手!
米Synergy Research Group(2月3日現地時間)の調べでは、2021年第4四半期の時点でAWSがクラウド市場の30%を占めるという結果を発表しています。
この数字は大手5社以外のすべてのクラウド市場規模を超える数字となっており、AWSの運用開発能力を証明する
AWS認定資格の有用性が大変高いことがわかります。
AWS認定資格一覧
AWSには、「基礎コース」「アソシエイト」「プロフェッショナル」そして「専門知識」の11種類の資格があります。
基礎コース
AWS認定資格の中でも最も簡単な資格になります。
数ヶ月ほどAWSに携わったことのある技術者や、これからAWSを学んでいきたい方に向いています。
書店にあるテキストやAWSが提供する学習教材を利用すれば、未経験者でも十分合格が可能です。
アソシエイト
中級者向けの資格で、1年程度のAWS利用経験がある技術者に向けたレベルとされています。
基礎コースに比べ、よりクラウドライクなシステム構築知識を求められるため、しっかりとした試験対策が必要です。
プロフェッショナル
AWSの中でも最難関の資格です。
AWSを利用したシステムの開発や、実際に運用、トラブルシューティングした経験が2年程度ある技術者向けです。
AWSに関する業務で経験を積んでから挑戦することをおすすめします。
専門知識
上述のとおり、AWSには100種類以上のクラウドコンピューティングサービスがあります。
専門知識以外のカテゴリは、全体的にAWSの知識が問われますが
専門知識ではいくつかの分野にサービスを区切り、特化した運用知識を問われます。
出題範囲は狭まりますが、より深い知識が求められるため、プロフェッショナル相当の難易度と言えます。
AWS認定資格の受験方法
AWS認定資格の受験方法はテストセンターでの受験と、自宅などでの受験可能なオンライン受験の2つから選択できます。
※ただし、試験によってはテストセンターのみの受験方法もあります。
受験資格は
AWS認定資格の受験は18歳以上である必要があります。
また、下位資格を取得していなくても、上位資格を受験することができます。
まずはAWSアカウントの作成
AWS認定資格を受験するためにはAWSアカウントを作成する必要があります。
まずはAWS認定資格公式にアクセスし下記の通り登録をしましょう。
「今すぐ無料で始める」をクリック
「新しいAWSアカウントの作成」をクリック
画面に沿って必要情報を入力し、AWSアカウントを作成します。
試験の申し込み
AWSアカウントにてログイン後、「試験の登録」から受験申し込みを行っていきましょう。
自分が受験したい試験を選択し、申し込みを行いましょう。
テストセンターの違い
AWS認定資格は「PSI」と「ピアソンVUE」の2つの試験会場運営会社から選択して受験します。
基本的に試験方法や会場ルールに違いはないため、自宅からアクセスのよいテストセンターがある会社を選択しましょう。
- ピアソンVUEホームページ
- PSI ホームページ(英語です)
どちらの運営会社も海外企業ですが、ピアソンVUEの方が日本ローカライズが進んでいるためおすすめです。
※試験はもちろん日本語で、テストセンターの方も日本人ですが「PSI」はオンライン受験の際、監督官と英語での会話が必要!
AWS認定資格の勉強方法
問題集や参考書を利用する
「アソシエイト」レベルまでは参考書が様々な出版社から販売されています。
多くの資格試験と同様にまずは参考書を購入し、試験範囲の基礎的な知識をつけましょう。
ただし、「プロフェッショナル」と「専門知識」に関しては書籍が少なく
合格するためにはオンライン講座や実際の業務の中でAWSにふれることが重要になってきます。
無料のオンライン講座を受講する
AWSでは無料のオンライン講座を実施しています。
オンライン授業や、オンラインセミナーと似たものだと考えるとイメージが付きやすいでしょう。
AWS認定講師の方が資料に沿って解説を進めていき、試験のポイントなども説明してくれます。
また、質問する機会を用意してくれるので、書籍やAWS公式サイトで分かりづらかった箇所も質問することができます。
高難易度の試験を受験する方は、有料のクラスルームトレーニングもおすすめです。
サンプル問題や模擬試験に挑戦する
AWSの公式サイトではサンプル問題をダウンロードすることができます。
問題数はかなり少ないですが、試験問題のイメージを付けることができます。
また、有料で模擬試験を受けることもできます。
ただし、公式は問題数や時間も少なく、試験内容も1度しか見ることができないため
筆者はUdemyというオンライ教材サイトをおすすめします。
こちらは買いきりで試験数も複数あり、何度も受験できるためおすすめです。
Udemyは模擬試験後の正答、誤答の確認、解説の確認が非常に見やすく
筆者は参考書+Udemyで「アソシエイト」レベルの試験でも
正解率95%で合格できました!本当におすすめです!
実際にAWSを使用してみる
AWSサービスは基本的に従量課金制のため、データ通信量や回数でお金が発生してしまいますが
AWSアカウントを作成して1年間は様々なサービスが無料枠で利用することができます。
AWS認定資格は、AWSを使用する能力を認定する試験となります。参考書やオンライン講座で学んだことを、実際にAWSを使用して実践し、具体的なイメージをしっかりともって試験に臨むことで、合格率をグッと高めることができます。
最後に
いざAWS認定資格にチャレンジ!
今回は、IT業界でも注目度の高いAWS認定資格の受験方法について解説いたしました。
これからクラウド市場は今以上に盛り上がっていき、クラウドエンジニアの需要はどんどん高まっていきます。
IT業界への就職、転職の足がけに、さらならるキャリアップ、クラウド分野挑戦へのきっかけに
是非ともAWS認定資格へチャレンジしてみましょう。
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